SEOフリーランスの案件例と探し方|報酬・必要な経験を解説

SEOフリーランスの案件を探し、ノートパソコンと実績資料を確認する仕事風景

「SEOの経験を使えるフリーランス案件はどこで探せる?」
「公開募集の単価や必要な経験はどう比べればよい?」
こんなお悩みはありませんか?

SEOの仕事を受けるなら、自分の経験に合う仕事内容か、確保できる時間で働けるかを知りたいですよね。

この記事では、SEOフリーランスの案件例と探し方、報酬の比較方法、応募に使う実績のまとめ方を紹介します。

SEOフリーランスの案件例

SEO(検索から見つけてもらいやすくする方法)の案件には、記事制作を担う仕事と、サイト全体の分析や改善を担う仕事があります。

2026年10月9日に確認したSEO案件の公開掲載例の報酬・稼働条件と、必要な経験は次のとおりです。

公開掲載例 報酬・稼働条件 必要な経験
オンライン診療サービスの記事制作
ITプロパートナーズ
月額上限60万円
週3〜5日・フルリモート
平日日中の連絡
コンテンツSEO、記事の制作・編集、医療・ヘルスケアの制作経験または知識など
複数メディアのSEOコンサルティング
ITプロパートナーズ
月額上限30万円
週2〜3日・フルリモート
データベース型サイトのSEO戦略・実行、SQLによるデータ分析、AIを使った制作効率化の知識
ECサイトのSEOコンサルティング
SOKUDAN
時給3,500〜5,000円
月32時間前後・フルリモート
平日日中の稼働
SEO実務5年以上、データベース型サイトの改善、顧客への提案から実行支援までの経験など

上記は仕事の内容を比べるための掲載例で、現在も応募を受け付けていることや、表示額で契約できることを保証するものではありません。

オンライン診療の記事を制作する

オンライン診療サービスの掲載例では、記事の企画だけでなく、自分で制作・編集・入稿まで担当します。

キーワード選定、検索する人の目的に合った構成、新規記事の執筆、既存記事のリライトが業務に含まれます。

生成AI(文章などを作るAI)を活用しつつ、出力した文章の事実関係を確かめ、加筆して仕上げる役割です。

医療専門職への取材や監修依頼、営業担当・サービス開発担当との連絡も必要です。

記事を外部のライターへ発注して進行を管理した経験だけでは、自分で記事を仕上げる必須要件を満たすか判断できません。

応募資料には、構成・執筆・編集・情報更新のうち、どこまで自分で担当したかを分けて書きましょう。

医療分野の知識をどのように記事の正確性へ反映したかも、実際の確認手順とともに伝えると仕事の範囲が明確になります。

複数メディアのSEO戦略を設計する

複数メディアの掲載例は、サイト構造の分析からSEO戦略、改善の実行支援まで担うコンサルティングの仕事です。

対象には、商品や求人などのデータから多数のページを作るデータベース型サイトが含まれます。

SQL(データベースから情報を取り出す言語)でデータを分析し、検索エンジンがページを巡回しやすい構造へ変える指示書を作成します。

問い合わせなどに至る割合を高めるために、ページの内容を2つのパターンで比べるテストも業務の一つです。

記事の検索順位を上げた経験と、多数のページを持つサイトの構造を改善した経験では、扱う課題が違います。

この仕事へ応募するなら、ページ数やサイトの種類、分析に使ったデータ、開発担当へ渡した改善指示の内容を伝えましょう。

提案書を作っただけか、変更の実装や結果の分析まで担当したかも分けておくと、任せられる業務が伝わります。

ECサイトのSEO改善を進める

EC(インターネット通販)サイトの掲載例では、検索流入を売上や購入につなげるための戦略と実行支援を担当します。

サイトの現状分析、キーワードや情報の分類、施策の優先順位、制作・開発チームとの連携が業務に含まれます。

通販サイトには、商品カテゴリや在庫の変動など、記事中心のメディアとは異なる条件があります。

商品ページだけを直すのか、カテゴリの分け方やページ間の移動まで改善するのかで、必要な経験も変わります。

Googleのアクセス解析ツールであるGA4や、検索からの流入を調べるGoogle Search Consoleを使った効果測定も必要です。

例えば、カテゴリページへの検索流入が増えても購入が増えていなければ、商品へ移動しやすいか、購入まで進めるかを分けて分析します。

応募するときは、通販サイトのどの部分を改善し、制作・開発担当とどう連携したかまで説明できる実績を用意しましょう。

SEOフリーランス案件の選び方

SEO案件の報酬は、月額か時給かに加えて、実際に必要な作業時間と担当範囲をそろえて比べる必要があります。

  1. 月額上限と時給を区別して比べる
  2. 週の日数だけで月の工数を決めない
  3. 在宅案件にも平日日中の指定がある

月額上限と時給を区別して比べる

月額の上限と時給は、そのまま金額の大小だけで比べられません。

月額固定の仕事は、担当する業務と月の想定時間をそろえて比べましょう。

時給の仕事は、報酬の対象となる時間を掛けて月の金額を考えられます。

例えば、冒頭のECサイトの掲載例で月32時間働くと仮定すれば、時給3,500〜5,000円との掛け算は月11万2,000〜16万円です。

掛け算で出した金額はあくまで計算例で、毎月の作業時間や契約額が確定した金額ではありません。

契約前には、実際に適用される時給と、会議や連絡を含めた報酬対象の時間をすり合わせましょう。

募集にある上限額をSEOフリーランス全体の平均単価や年収へ広げず、自分が受ける業務の条件として比べてください。

週の日数だけで月の工数を決めない

週2日という表示だけでは、1日に何時間働くかや、月の総作業時間は決まりません。

複数メディアの掲載例には、週2〜3日に加えて、担当者コメントに40〜60時間という記載があります。

40〜60時間には期間の単位が付いていないため、月の時間だと決めて時給へ換算できません。

SEOの月額案件を相談するときは、月の想定時間、定例会議の回数、記事や提案書の納品量を質問しましょう。

例えば、分析結果を月1回報告する契約に、新規記事の制作や開発担当への説明まで含めると、同じ報酬でも必要な工数が変わります。

追加の修正や会議が増えたときに、時間の追加精算をするか、月額内で対応するかも合意が必要です。

対応できる上限が月40時間なら、会議や連絡も含めて40時間に収まる仕事かを、契約の前にすり合わせましょう。

在宅案件にも平日日中の指定がある

フルリモートのSEO案件でも、夜や土日だけで働けるとは限りません。

記事制作の掲載例には平日日中の安定した連絡、ECサイトの掲載例には平日日中の稼働が求められています。

記事を書く時間を夜に確保できても、専門職への取材や開発担当との会議に日中参加できるかは別の条件です。

応募時には、作業できる時間と、会議・連絡に対応できる時間を分けて伝えましょう。

例えば、平日10〜12時は会議に参加でき、記事制作は18時以降に行いたい場合、日中の作業まで必要な仕事では調整が必要です。

募集側に決まった会議時間があるなら、その時間を確保できる仕事を選ぶと、契約後の予定変更を減らせます。

副業全般の探し方や勤務先との調整は、Webマーケティングの副業案件でも解説しています。

SEOフリーランス案件の探し方

SEOの経験に合う案件を探す経路には、担当者への相談、公開募集への応募、知人からの紹介や直接営業があります。

  1. ITプロパートナーズ|SEOの仕事を相談
  2. SOKUDAN|公開募集から仕事を探す
  3. 紹介や直接営業でSEOの実績を伝える

ITプロパートナーズ|SEOの仕事を相談

ITプロパートナーズ公式サイトの先頭画面。マーケター向けの週3日からのリモート案件紹介の見出しと人物写真
運営会社 株式会社Hajimari
利用料 本サービスの利用料金は無料
稼働の目安 マーケター専用ページは週3日から。一般サービスは週2日から。案件ごとに確認
働き方 リモート案件紹介。出社の有無は各案件で確認
主な対象 フリーランスマーケター
探し方 担当者に経験・希望条件を伝えて紹介を受ける
利用の流れ 会員登録→担当者面談→案件紹介・企業面談→契約・業務開始
契約後の支援 担当者の定期的なフォロー
表の追加項目の公式根拠(2026年10月10日確認):公式情報1

公式ページの記載(2026年10月6日確認)

ITプロパートナーズは、エージェント(仕事の紹介や条件調整をする担当者)へ希望するSEO業務を相談できるサービスです。

SEOの案件一覧では、記事制作やSEOコンサルティングなどの掲載を探せます。

担当者へは「SEOを経験した」だけでなく、記事制作・通販サイトの改善・サイト構造の分析など、受けたい仕事の範囲を伝えましょう。

希望する月の時間と平日日中の対応可否も伝えておくと、仕事内容だけが合う案件と、実際に働ける案件を分けて相談できます。

冒頭の2件では、募集状況を問い合わせる表示になっており、掲載ページがあることと仕事を紹介できることは別です。

登録後の面談や仕事の紹介、企業との面談、契約はそれぞれの段階で、登録だけで受注が決まるわけではありません。

他職種を含めたサービスの比較は、マーケティングのフリーランス向けエージェントにまとめています。

ITプロパートナーズの公式サイトを見る

SOKUDAN|公開募集から仕事を探す

SOKUDAN公式サイトの先頭画面。サービスの主見出し、紹介画像、登録の案内
サービスの形 フリーランス・副業人材向けの案件マッチング
主な職種 エンジニア、マーケティング、営業、事業企画、デザイナー
働き方 稼働日数とリモート対応は案件ごとに異なる
登録 メールアドレスや外部サービスのアカウントで無料登録

公式ページの記載(2026年10月19日確認):SOKUDANの公式情報

SOKUDANは、公開されているSEOの仕事から、自分の経験と条件が合う募集を探す経路です。

SEOの案件一覧から、個別ページの仕事内容や必須スキルへ進めます。

冒頭のECサイトの掲載例のように、SEOの経験年数に加えて、サイトの種類や顧客への提案経験が条件になる仕事があります。

経験と稼働時間が合う募集を選び、選考で求められる資料を提出できるかも考えてから応募しましょう。

ECサイトの掲載例では、書類選考と課題、Web面談1〜2回、ケース面接が予定されています。

契約先はSOKUDANです。

ケース面接は、出された課題への提案を事前に作り、面談で内容を説明する選考です。

公開募集への応募と契約成立を分けて考え、準備できる経験資料と面談日程をそろえて進めてください。

紹介や直接営業でSEOの実績を伝える

知人からの紹介や直接営業では、どんなSEO業務を、どこまで受けられるかを短く伝える資料が必要です。

過去に仕事をした制作会社や支援会社に連絡するなら、担当した業務と、追加で受けられる時間を伝えましょう。

直接連絡する企業には、サイトの課題を決めつけず、公開情報から分かる範囲と、契約後に分析する範囲を分けて説明します。

例えば、記事の制作経験がある人なら、次のように対応範囲を具体化できます。

SEO記事のキーワード選定から構成・執筆・編集まで対応できます。

過去に担当した業界と制作物は、共有可能な実績資料にまとめています。

月の対応時間と定例会議に参加できる時間帯は、業務範囲に合わせて相談したいと考えています。

最初から記事制作とサイト構造の改善をすべて請け負うより、経験を説明できる業務に絞ると、依頼する側も任せる内容を判断できます。

相談が進んだ段階で、納品物、会議、修正の範囲を具体化してから報酬を提示しましょう。

SEO案件の応募資料

SEO案件の応募資料では、成果の数字だけでなく、その成果に対して自分が担当した施策と仕事の範囲を伝えます。

  1. 担当した施策と成果の数字を並べる
  2. 募集の必須要件と自分の経験を対応させる
  3. 改善提案は実行する手順までまとめる

担当した施策と成果の数字を並べる

実績は、担当期間、サイトの種類、自分の施策、比較できる成果の数字を一組にしてまとめましょう。

検索順位だけでは、狙ったキーワードの重要度や、サイトの問い合わせ・購入につながったかが分かりません。

検索からのクリック数や、検索流入から発生した問い合わせ数など、応募する仕事に合う指標を選んでください。

例えば、SEOの実績資料には、次のように対象・施策・担当範囲を書けます(仮の例です)。

項目 記入例
対象・期間 通販サイトのカテゴリページ/2026年1〜3月
担当した施策 検索意図の分類、カテゴリ見出しの改善、関連商品へのリンク設計
担当範囲 分析と改善指示、開発担当への説明、変更後の効果測定
成果の比較 対象カテゴリの検索クリック数を前年同月と比較
数字に影響した条件 商品の追加やキャンペーンの有無、計測方法の変更

数値を載せるときは、どのページを集計したか、どの期間同士を比較したかまで付けると、結果を説明しやすくなります。

チーム全体の成果をすべて自分の実績にせず、担当した施策と他の担当者が行った施策を分けてください。

募集の必須要件と自分の経験を対応させる

必須要件ごとに、対応する経験を一つずつ書くと、職歴の長さだけでは伝わらない業務の適合性を説明できます。

例えば、SQLを使う要件には、取り出したデータと分析で見つけた課題を対応させます。

経験がある業務と、学習しただけの業務は分けて書き、未経験の作業を実務経験として扱わないようにしましょう。

医療や通販などの業界の経験や知識が必要な募集では、担当した内容や得意な分野も付けてください。

希望する業務に対応する資料がない場合は、まず担当した仕事の範囲を整理して、無理なく説明できる案件から応募する方法が使えます。

改善提案は実行する手順までまとめる

募集側から改善提案や選考課題を求められたら、課題を見つけた根拠と、誰が何を変えるかまで書きましょう。

提案資料には、対象ページ、使うデータ、課題、改善する内容、担当者、実行後に測る数字を記しましょう。

例えば、検索結果からのクリックが少ないページを直す提案では、検索で表示された語句とページの内容を比べるところから説明できます。

タイトルの変更、本文の修正、ページ間のリンクの追加では、必要な作業と担当者が異なります。

実装を自分で行うか、開発担当へ指示を渡すかまで書くと、提案後の作業時間も見積もれます。

公開情報だけで分析した場合は、アクセス解析や売上データを使えていない範囲を明確にしてください。

順位の上昇を約束する提案より、何を調べ、何を変え、どう効果を測るかを説明する資料のほうが、実務の対応範囲を伝えられます。

SEOフリーランス案件のよくある質問

応募用の実績を公開できない場合と、SEO実務が未経験の場合の対応をまとめます。

実績の社名を公開できない場合はどうすればよいですか?

企業名を出せない場合は、共有が認められている範囲で、業界、サイトの種類、担当した作業を説明しましょう。

企業名を隠しても、画面や数値から取引先を特定できる場合があるため、資料を共有してよいか確認が必要です。

公開できる成果がないなら、自分で運営するサイトの分析資料や、公開情報から作った改善提案を使う方法があります。

その資料は自主制作と明記し、実際の顧客への支援実績と分けてください。

SEO未経験でも案件に応募できますか?

この記事の3件の掲載例は、いずれもSEOなどの実務経験を応募条件にしています。

学習した知識や資格だけで、経験者向けの仕事に応募できるとは限りません。

記事執筆など別の実務経験があるなら、その経験を受け付ける募集を選び、SEO業務の未経験部分を正直に伝えましょう。

自分で制作した記事やサイトを資料にする場合も、自主制作と有償の業務経験を区別してください。

まとめ:経験を示せるSEO案件に応募しよう

SEO案件を探すなら、自分が担当した仕事を記事制作、サイト構造の改善、戦略からの実行支援に分けて整理しましょう。

応募する業務が決まったら、施策と成果が伝わる資料に、対応できる時間帯と月の作業時間を添えてください。

掲載額の大きさだけで決めず、自分の経験と働ける時間が合う案件から、相談や応募を進めましょう。