提案書作成に使えるAI5選|作り方とそのまま使えるプロンプト

AIで提案書を作成する手順と入力例。提案資料を確認しながら内容を整える仕事風景

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「AIで提案書を作るには、何を入力すればいい?」
「提案の文章と提出用の資料を作るには、どのツールが合う?」
こんなお悩みはありませんか?

顧客に伝える内容を考えながら、文章や資料の見た目も整えるのは大変ですよね。

この記事では、AIを使った提案書作成の手順とツール、入力するプロンプトを紹介します。

提案書のAI作成で任せられる作業

AIには構成・文章・資料の見た目を任せ、費用や納期などの約束は自分で決めましょう。

AIを活用すると、白紙から文章を書く作業を、出てきた下書きを直す作業に変えられます。

提案書をAIで作成するときの役割は、次のとおりです。

作業 AIに任せる範囲
構成 課題・解決策・費用・進行の説明順を考える
本文 入力した事実を文章にし、長さや言葉を直す
デザイン 文章や表を配置し、配色と文字の大きさをそろえる
仕事の条件 自分で決めた見積額・担当範囲・納期を文章にする

提案相手の課題が分からない段階では、資料作成より先に、解決したい問題を聞く必要があります。

AIが書いた効果や作業内容をそのまま採用すると、実行できない仕事まで約束するおそれがあります。

提案書作成に使えるAIツール5選

提案書作成のAIツールは、文章を考える作業と、顧客へ渡す資料に整える作業で選び分けられます。

提案書の編集方法と納品形式から選べるAIツールは、次のとおりです。

ツール 任せたい作業 仕上げ方・納品形式 無料で試せる範囲
ChatGPT 構成と文章を相談しながら作る 文章を資料作成ソフトへ移して編集 文章の下書きは無料、ファイルなどの機能には利用上限あり
Microsoft 365 Copilot PowerPoint内で下書きを作る PowerPointで編集して渡す 利用できる機能は契約と利用環境による
Gamma メモからプレゼン資料を作る リンク共有・PDF・PPTX(PowerPoint形式)など Freeでもファイル出力可、ロゴ削除は有料
Canva 文章に写真や図を加えて整える A4文書はPDF、スライドはPDF・PPTXなど 無料テンプレートあり、AI機能や素材はプランによる
イルシル 日本語の業務資料を生成する PDF・PPTX出力は有料 無料プランで資料を作成可、ファイル出力は不可

各サービスの公式ページの記載(2026年10月9日確認)

ChatGPT|提案の構成と文章を会話で直したい人

ChatGPT公式紹介ページの先頭画面。チャット・作業・コーディングの案内
出典:ChatGPT公式サイト(2026年10月19日撮影)
ChatGPTの基本情報(2026年10月19日確認)
サービス名 ChatGPT
提供元 OpenAI
使い方 会話で質問や作業を依頼し、回答を見ながら追加の指示を出す
文章作成 メッセージ、メモ、計画などの文章の作成・編集
そのほかの用途 Web検索、画像生成、音声での会話、コード作成など
プラン 個人・ビジネス・企業向けの各プラン。機能の利用条件はプランによって異なる

ChatGPTは、指示文に応じて文章を作成・修正できる対話型のAIです。

提案相手や解決したい課題を伝え、目次から本文へ順に作成を依頼できます。

たとえば、専門語が多い下書きには、相手の職種を伝えて説明をやさしくするよう指示できます。

提案内容がまだ固まっていない人は、必要な情報を質問として返すよう頼むと、次に聞く内容を整理できます。

出典:ChatGPTの機能・無料プラン

Copilot|PowerPointで提案書を仕上げたい人

Microsoft 365 Copilot(法人向け)公式サイトのロゴ・主見出しとサービス紹介画面
項目 内容
紹介対象 仕事用のMicrosoft 365 Copilot。PowerPoint内での資料作成・編集を支援
入力する内容 作りたい資料の説明や構成案を指示文として入力
作成できるもの 指示内容をもとにしたスライドの構成と下書き
生成後の編集 PowerPoint内で文章・画像・配置を編集。対応機能ではCopilotとの会話でも修正
テンプレート 組織のPowerPointテンプレートから作成を始められる
利用条件 CopilotにアクセスできるMicrosoft 365契約が必要。機能はライセンス・組織設定・提供状況によって異なる

出典:Microsoft 365 Copilot(法人向け)公式情報/Microsoft 365 Copilot(法人向け)公式情報/Microsoft 365 Copilot(法人向け)公式情報/Microsoft 365 Copilot(法人向け)公式情報(2026-10-19確認)

出典:Microsoft 365 Copilot公式サイト(2026年10月09日取得)

Microsoft 365 Copilotでは、PowerPoint内で提案書の下書きを作成できます。

指示文からプレゼン資料を作り、生成後も会話で構成や内容を修正できます。

たとえば、顧客指定のPowerPointテンプレートがある仕事では、その資料から作成を始められます。

普段からPowerPointで納品する人は、資料を別の編集ソフトへ移さずに作業を続けられます。

出典:CopilotによるPowerPointの作成

Gamma|提案のメモを共有用の資料にしたい人

Gamma公式サイトの先頭画面。サービス名と主見出し、作成できるスライドの見本
入力する内容 文章・手元のファイル
作る資料 カード形式のプレゼン資料
仕上げる方法 ブラウザで編集し、ファイル出力またはリンク共有

公式ページの記載(2026年10月9日確認)

Gammaは、文章をカード形式のプレゼン資料にできるAIツールです。

ブラウザ上で内容を直し、ファイルに出力するか、閲覧用のリンクを共有できます。

たとえば、オンライン商談で提案内容を説明し、商談後に同じ資料を送る使い方ができます。

文章の下書きがある人は、見出しごとのメモを入力して、資料の見た目を整える作業に使えます。

出典:Gammaの機能とプラン・ファイル出力

イルシルと比べたい人は、イルシルとGammaの料金・出力・データの扱いの比較も確認できます。

Gammaの公式サイトを見る

Canva|写真や配色を自分で整えたい人

Canva公式サイトのロゴ・主見出しとサービス紹介画面
画像の出典:Canva公式サイト(2026年10月19日撮影)
入力する内容 テーマ・文章
AIへ依頼できる作業 スライドの構成・本文・デザインの生成
仕上げる方法 Canvaの画面で文字・画像・配色を調整

公式ページの記載(2026年10月9日確認)

Canvaでは、AIでスライドの下書きを作り、文章や画像を編集できます。

A4文書とプレゼン用スライドの両方に、提案書のテンプレートがあります。

たとえば、店舗向けの提案書なら、商品写真や店舗の色を使って、提案内容を写真や図で伝えられます。

資料に使う写真がある人や、文章を確認した後に自分で配色を直したい人に合います。

出典:CanvaのAIスライド作成・提案書テンプレート・資料の出力形式

Canvaの公式サイトを見る

イルシル|日本語の業務資料をスライドにしたい人

イルシル公式サイトの先頭画面。サービス名と主見出し、作成できるスライドの見本
入力する内容 日本語の指示文・資料のメモ
AIへ依頼できる作業 ビジネス資料の本文とデザインの生成
編集する場所 イルシルのブラウザ画面

公式ページの記載(2026年10月9日確認)

イルシルは、日本語で入力した内容から構成・本文・デザインを生成するサービスです。

提案する内容のメモをもとに、業務用のスライドを作成できます。

たとえば、Webサイトの改修方針を文章でまとめてから、説明用の資料にする使い方ができます。

資料の内容を日本語で伝え、ブラウザ内でスライドを直して仕上げたい人に合います。

出典:イルシルの機能とプラン

イルシルの料金と無料プランの詳しい条件も確認できます。

ほかのスライド作成ツールも比べたい人は、AIスライド作成ツール8選の無料範囲とPowerPoint出力を確認できます。

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【イルシル】

AIで提案書を作成する手順とプロンプト

AIで提案書を作成するときは、条件の整理、構成、本文、提出用の資料の順に進めましょう。

提案書のプロンプト(AIに入力する指示文)には、材料にない数字を追加しない条件も入れましょう。

  1. 提案相手・課題・予算・期限を入力する
  2. 課題から費用・進行までの構成を作る
  3. 1ページずつ本文と根拠を書く
  4. 提出形式に合わせて提案書を仕上げる

提案相手・課題・予算・期限を入力する

最初に、誰の何を解決する提案なのかを整理しましょう。

提案書作成のAIには、次の情報を入力しましょう。

入力する項目 伝える内容
提案相手 業種・役職・判断する人
課題 聞き取った問題と、確認済みの現状
提案内容 自分が対応できる作業と、対象外の作業
予算と期限 予算上限、希望する完了時期、着手条件
使える根拠 提供許可を得たデータ、公開資料、打ち合わせで確かめた事実
求める判断 着手の承認、追加打ち合わせなど、提案後にしてほしい行動
提出形式・編集の要否 A4文書か商談用スライドか、編集用ファイルが必要か

たとえば、Webサイトの改修提案なら、以下の入力文を自分の条件に置き換えて使えます。

この入力例は架空の案件で、予算や期間は説明用の数字です。

提案条件を伝える入力例
小規模な事業者の代表者向けに、Webサイト改修の提案書を作成したい
課題:サービスの料金ページが見つけにくく、問い合わせフォームの入力項目が多い
提案する作業:料金ページへの導線を見直し、問い合わせに必要な項目へフォームを整理する
対象外:広告運用、記事制作、公開後の継続保守
予算上限:税込50万円(上限であり、見積額はまだ確定していない)
希望期間:必要な原稿と画像の受領後、8週間
求める判断:改修方針への合意と、正式見積もりへ進む承認
提出形式:商談用スライドと閲覧用PDF、編集用ファイルは依頼された場合に用意する
問い合わせの実績値は未提供なので、改善率や増加件数を作らない
まず、提案を具体化するために不足している情報を質問として返して

顧客からまだ聞けていない条件があれば、下書きを作る前に質問への回答をそろえましょう。

課題から費用・進行までの構成を作る

本文を書かせる前に、各ページで何を伝えるかを決めましょう。

構成案では、顧客の課題と提案する作業がつながり、最後に必要な判断へ進む順序を作ります。

たとえば、料金ページとフォームの改修提案には、次のように構成の作成を依頼できます。

構成案を作る入力例
入力したWebサイト改修の提案条件を使い、代表者への説明用に7ページの構成案を作って
各ページについて、見出し、伝える結論、使う材料を出して
課題と修正する作業を対応させ、対象外の作業も分かるようにして
成果は問い合わせ増加を保証せず、公開後に何を測るかで説明して
予算上限を正式な見積額として扱わない
材料のない情報は本文へ入れず、最後に質問としてまとめて

AIから返ってきた提案書の構成は、各ページに異なる役割があるかを点検しましょう。

架空のWeb改修提案書の各ページには、次の役割を持たせられます。

ページ 伝える内容 役割
1 改修の結論 どの問題をどう直すかを短く伝える
2 現状の課題 聞き取った問題と、確認済みの事実を分ける
3 修正方針 各課題に対して、変える箇所を説明する
4 作業範囲 担当する作業と、含まない作業を分ける
5 公開後の評価方法 フォーム到達数と送信完了数など、測る項目を決める
6 費用と進行 正式見積もりの扱いと、着手に必要な条件を伝える
7 依頼者へ求める判断 改修方針への合意と、次の打ち合わせ内容を伝える

同じ課題を別のページで言い直している箇所は、一つのページへまとめましょう。

1ページずつ本文と根拠を書く

構成が固まったら、各ページの結論と根拠を指定して本文を生成しましょう。

全ページを一度に完成させるより、提案の中身が伝わるかを1ページずつ点検できます。

たとえば、修正方針のページには、次の入力文を使えます。

修正方針の本文を作る入力例
構成案の3ページ目「修正方針」の本文を作って
結論:料金ページに進みやすい導線と、必要な情報だけを尋ねるフォームに変える
作業:サービス説明ページに料金ページへのリンクを置き、問い合わせフォームの必須項目を依頼者と見直す
出力:見出し1つ、結論1文、作業内容2項目
Web制作に詳しくない代表者にも分かる言葉を使って
未提供の実績値、改善率、顧客の発言、制作実績は追加しない
事実が足りなければ、その部分を作らず質問として返して

下書きが「顧客体験を最適化する」のような抽象語だけなら、変える箇所を具体的に書く指示を出しましょう。

「料金ページへのリンクとフォーム項目の変更を、作業が分かる言葉で説明して」と頼めます。

提出形式に合わせて提案書を仕上げる

提出先が指定する形式に合わせて、確定した文章を文書やスライドに整えましょう。

A4文書を求められたら段落と見出しで読める形にし、商談用なら結論を短くしたスライドにしましょう。

たとえば、架空のWeb改修案件を商談用スライドにするときは、確定した原稿へ次の条件を付けられます。

スライド化を依頼する入力例
確定した7ページの原稿を、商談説明用のスライドにして
1枚で伝える結論は1つにし、本文は短い箇条書きにする
課題と修正箇所は対応表、進行は時系列で読める図にする
費用、期間、対象外の作業は変更しない
未提供の写真、実績値、顧客名を追加しない
画像が必要な箇所は、必要な素材の内容を文章で返して
見出し、本文、図表の順で読みやすく配置する

編集用のPPTXと、閲覧用のPDFを、相手の依頼に合わせて選びましょう。

提出前には書き出したファイルを開き、文字のはみ出し、改行、表の欠けを全ページで点検しましょう。

Canvaで作成した提案書の出力例

2026年10月21日に、架空のWebサイト改善案件をCanvaで3枚の資料にした例です。

本文の7ページ案とは別の生成指示ですが、予算上限50万円と、必要な文章・画像を受け取ってから8週間という条件は同じです。

実際に入力した指示文では、金額と期間の起算条件を指定しました。

Canvaが生成した架空のWebサイト改善提案書3枚目。金額と期間の数字が抜けた初回出力
Canvaの初回出力(画像を開くと原寸で確認できます)

出力画像では「税込 万円」「制作開始から約 週間」となり、数字の「50」と「8」が欠けていました。

提案書の数字と条件は、提出前に次のような文章へ直す必要があります。

  • 予算上限は税込50万円とし、作業範囲の合意後に正式見積もりを提出する
  • 制作期間の目安は、必要な文章と画像をすべて受け取ってから8週間

この修正文は、出力を点検したうえで整理した文章です。

Canvaによる追加修正はエラーや有料機能の案内で完了を確認できていないため、修正版の生成に成功した例ではありません。

初回出力は1回の結果であり、毎回同じ欠落が起きるという意味でもありません。

ほかの出力物と確認条件は、同じ指示文で作成したAIスライドの検証例にまとめています。

AIで作成した提案書の注意点

AIで作成した提案書のレビュー(提出前の点検)では、事実、仕事の約束、顧客情報を照合しましょう。

提案書の文章が読みやすくても、間違った数値や実行できない作業が残る場合があります。

  1. 数字と出典を元資料に戻って照合する
  2. 見積額・作業範囲・納期の食い違いを直す
  3. 顧客情報と共有先のアクセス範囲を確かめる

数字と出典を元資料に戻って照合する

提案書の数字や引用は、AIの回答とは別に、元の資料と照合しましょう。

AIは、誤った事実や存在しない出典を、自然な文章で返す場合があります。

提案書の数字と出典は、次の項目で照合しましょう。

  • 数値:集計期間、単位、対象、計算結果が元資料と合うか
  • 引用:原文と一致し、相手の発言や結論の意味を変えていないか
  • 出典:リンク先が存在し、記載した主張の根拠になるか
  • 図表:割合、軸、項目名が本文と合うか
  • 写真や素材:使用許可や利用条件を満たしているか

根拠を見つけられない数字は、別のAIに聞き直して採用せず、提案書から外しましょう。

出典:AIの回答の正確性についてのOpenAIヘルプ

見積額・作業範囲・納期の食い違いを直す

提案書に書く見積額・作業範囲・納期は、実際に引き受けられる条件にそろえましょう。

AIが文章を補うと、入力していない保守や追加作業まで含まれる場合があります。

たとえば、改修だけを提案したのに「公開後も継続して改善する」が追加されていたら、合意する範囲に直しましょう。

提案書に書く仕事の条件は、次の項目で点検しましょう。

項目 点検する内容
費用 予算上限と見積額の区別、税の扱い、追加作業の費用
作業範囲 制作・公開・保守のうち、どこまで含むか
修正 修正できる範囲と回数、別料金になる変更
納期 原稿や画像の受領日、依頼者の確認期限、遅延時の扱い
成果 作業後に測る項目と、保証していない売上・件数の区別

条件が未確定の仕事は、契約時の約束として書かず、打ち合わせで決める項目に分けましょう。

顧客情報と共有先のアクセス範囲を確かめる

顧客の情報をAIへ入力するときは、契約や取引先の方針で許可された情報だけを使いましょう。

顧客名を消すだけでは、売上、商品名、担当者の発言から取引先が分かる場合があります。

AIが学習に使わない設定でも、入力内容の保存や共有までなくなるわけではありません。

提案書作成では、入力・保存・共有の段階で情報の扱いを点検しましょう。

  • 入力前:顧客名、連絡先、非公開の売上や戦略を入れる許可があるか
  • 作成中:使うプランの学習利用と保存の条件が、取引先の方針に合うか
  • 提出前:共有リンクの閲覧権限が、依頼者と必要な担当者に限られているか

過去の別の顧客の非公開資料は、許可なくAIへ読み込ませたり、提案例へ転用したりしないでください。

公開資料や、利用許可を得た情報だけで下書きを作り、必要な固有情報は許可された環境で加えましょう。

出典:学習利用とデータの管理についてのOpenAIヘルプ

まとめ:提案条件を決めてからAIに下書きを任せよう

AIで作成した提案書は、見積額や納期まで自分が説明できる状態にして提出しましょう。

まずは顧客の課題と自分が対応できる作業を書き出し、入力例を自分の提案条件に置き換えてみてください。