「見積書を作れるソフトはどれを選べばいい?」
「無料で使えて、受注後の請求にもつなげられる?」
こんなお悩みはありませんか?
見積の明細を納品書や請求書へ何度も入力する作業は減らしたいですよね。
この記事では、個人事業主向けの見積書ソフト4選を比較し、無料枠と請求書へ引き継ぐ条件を紹介します。
見積書ソフトの比較
見積書ソフトは、見積を作る無料枠と、受注後に請求書を発行する条件を分けて比べましょう。
見積書作成だけを無料で続けられても、請求書の発行数や取引先数に上限があるソフトもあります。
無料で見積書を継続して作れる見積書ソフト4選は、次のとおりです。
| 見積書ソフト | 無料の範囲 | 受注後に読む条件 |
|---|---|---|
| Misoca | 見積書の作成数は無制限 | 見積書から変換した請求書も無料で月10通まで |
| freee請求書 | 見積書など5帳票の個別発行・変換 | 一括発行・送付は有料 |
| マネーフォワード クラウド請求書 | 取引先3件まで | 取引先数と送付機能に合わせて有料プランを選ぶ |
| 請求書FinFin | 見積書の作成数は無制限/詳細閲覧・編集は45日以内 | 見積書から請求書への変換・複製は有料 |
見積書を無料で作れても、受注後の請求まで同じ無料枠で続けられるとは限りません。
請求書へ変換する仕事では、変換後の帳票の作成数や取引先数も料金条件に含めて比べてください。
おすすめの見積書ソフト
受注状況、使う帳票、取引先数によって、合う見積書ソフトを選べます。
次の見積書ソフト4選は、見積書を無料で継続作成でき、受注後の帳票への変換にも対応します(FinFinの変換は有料)。
- Misoca|見積書の受注状況も管理したい人
- freee請求書|無料で見積書から5種類の帳票へ広げたい人
- マネーフォワード クラウド請求書|取引先数で選びたい人
- 請求書FinFin|見積書をスマホで作って送りたい人
Misoca|見積書の受注状況も管理したい人

| 用途 | 請求書・見積書・納品書の作成 |
|---|---|
| 無料プラン | 請求書は月10通、利用者1人 |
| プラン15 | 料金内で請求書月15通、利用者2人。16通目以降は1通税抜70円で月1,000通まで |
| プラン100 | 料金内で請求書月100通、利用者5人。101通目以降は1通税抜70円で月1,000通まで |
| プラン1000 | 請求書は月1,000通、利用者30人 |
| 通常の月払い | プラン15税抜880円、100税抜3,350円、1000税抜11,400円 |
| 通常の年払い | プラン15税抜8,800円、100税抜33,500円、1000税抜114,000円 |
| 見積書・納品書・領収書 | 作成数は全プランで制限なし |
Misocaでは、見積書の作成から受注状況の確認まで、同じソフトで行えます。
見積書を納品書・請求書へ変換できるので、受注した仕事の明細を引き継げます。
Misocaを見積書ソフトとして使う際の主な機能は、次の3つです。
- 取引先と品目の登録
- 見積書の受注状況の管理
- 納品書・請求書への変換
見積書を無料で何通でも作れる枠と、変換後に使う請求書の枠は別です。
見積の提出先が増える仕事では、受注後の月間請求数も合わせて数えましょう。
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freee請求書|無料で見積書から5種類の帳票へ広げたい人

| 対象・利用端末 | 請求書・見積書などをWeb・スマートフォンの専用アプリで作成 |
|---|---|
| 無料料金 | 初期費用・基本料金・個別発行料金は0円 |
| Webの帳票 | 請求書・見積書・納品書・発注書・領収書 |
| 専用アプリの帳票 | 見積書・請求書。その他3種はWebビューで作成 |
| 定期請求 | 無料は作成予約1件まで。有料は無制限 |
| スタンダードの年額 | 税抜23,760円。月額換算税抜1,980円 |
| 一括発行の料金 | スタンダード以上で対応。年払い送信料金は別途税抜57,000円から |
| 自動での入金消込 | アドバンスが対象。無料・スタンダードは対象外 |
freee請求書は、見積書だけでなく納品書・請求書・発注書・領収書も個別に作りたい人に向いています。
無料プランでも5種類の帳票の個別発行と、帳票の変換に対応します。
見積書ソフトとして使う場合の個別発行と一括発行では、必要なプランが異なります。
| 行う作業 | freee請求書の条件 |
|---|---|
| 個別の帳票発行・変換 | 無料プランも対象 |
| 一括発行・一括送付 | スタンダード以上(送信料金は別途) |
取引先が少なく1件ずつ見積書を作る人と、多数の書類をまとめて送る人では、必要なプランが異なります。
見積を作れることだけで選ばず、送付までの業務に必要な機能を決めてください。
マネーフォワード クラウド請求書|取引先数で選びたい人

| 対象・利用端末 | 見積書・納品書・請求書などをWebで作成。スマホ用Webは閲覧・検索に対応 |
|---|---|
| 無料利用の制限 | 取引先3件まで。請求書の通数ではない |
| パーソナルミニ | 月払い税抜1,280円、年払い税抜10,800円 |
| ミニの取引先数 | 15件まで |
| パーソナル | 月払い税抜1,680円、年払い税抜15,360円 |
| パーソナルの取引先数 | プラン上は無制限 |
| 毎月の自動作成 | 個人向けはパーソナル・パーソナルプラスが対象 |
| 一括の送付 | 個人向けはパーソナル以上でメール・郵送に対応 |
プラン上の取引先登録数:公式料金表(2026年10月19日確認)
マネーフォワード クラウド請求書は、利用する取引先の数に応じて無料・有料の枠を選べる見積書ソフトです。
見積書・納品書・請求書などをWebで作成するサービスです。
無料で登録できる取引先は3件までです。
マネーフォワード クラウド請求書を見積書ソフトとして使う場合、個人向けプランの取引先登録上限は次のとおりです。
- 無料:取引先3件まで
- パーソナルミニ:取引先15件まで
- パーソナル:取引先100万件まで
同じ取引先へ繰り返し見積を出す仕事と、新しい取引先が増える仕事では、プランを変える時期も異なります。
会計と併用する場合は、契約しているサービス群のプランと、必要な連携機能を合わせて読みましょう。
請求書FinFin|見積書をスマホで作って送りたい人

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用端末 | スマホアプリ・ブラウザー |
| 作れる書類 | 見積書・納品書・請求書・領収書 |
| 送付方法 | PDF発行・メール送付・リンク共有 |
| 無料プラン | 請求書の作成・取り込みは各月10枚まで。文書の詳細閲覧・編集・PDF保存は45日以内。複製・変換は有料 |
| 有料プラン | 年払い11,273円/月払い1,318円(いずれも税抜)。請求書の作成・取り込みは無制限 |
請求書FinFinでは、無料プランでも枚数の上限なく見積書を作り、PDF・メール・リンクで共有できます。
スマホアプリとブラウザーに対応し、取引先や品目を登録して入力に使えます。
見積書の内容を請求書へ引き継ぐ変換機能と、過去の書類を複製する機能は有料プランの対象です。
無料プランで作成・取り込みから45日を超えた書類は、詳細閲覧・編集・PDF保存ができません。
見積から受注まで時間がかかる仕事では、作成枚数だけでなく、書類を見返す期間と変換機能まで含めてプランを選びましょう。
見積書ソフトの選び方
見積書ソフト選びには、実際の仕事に近い見積の明細を使いましょう。
見積書ソフトは、受注後の変換、登録データの再利用、送付済みPDFの保管、会計連携の条件で比べましょう。
- 受注後に必要な納品書・請求書への変換を確かめる
- 取引先と品目を再利用しやすいかを確かめる
- 修正前後の見積と送付したPDFを区別する
- 会計ソフトへの連携と共同利用の条件を読む
受注後に必要な納品書・請求書への変換を確かめる
受注後に納品書も必要なら、見積書を納品書・請求書の両方へ変換できるソフトを選びましょう。
帳票とは、見積書や請求書など、取引内容を伝える書類です。
見積書ソフトで帳票を変換する際は、次の明細を最終合意に合わせましょう。
- 見積後に追加された作業や商品
- 受注時に合意した金額
- 納品日や請求日、支払期限
変換後の金額が最終合意と違う場合は、請求内容を修正してから送付しましょう。
取引先と品目を再利用しやすいかを確かめる
同じ商品や作業を何度も見積もるなら、取引先と品目を登録して再利用できるソフトを選びましょう。
過去の見積書を複製する方法と、登録した品目を呼び出す方法では、修正が必要な項目が異なります。
見積書ソフトを試す際は、次の明細を登録しましょう。
- 繰り返し使う商品・作業名
- 数量と単価、単位
- 税率や備考
複製した見積の単価は、送付前に今回の金額へ直してください。
品目登録から明細を追加する方法も試し、単価と数量を修正しやすい見積書ソフトを選びましょう。
修正前後の見積と送付したPDFを区別する
見積書ソフトでは、編集中のデータと、取引先へ送付したPDFを区別して保存しましょう。
見積を更新しても、取引先が持っている古いPDFまで書き換わるとは限りません。
見積書ソフトで修正した内容は、次の情報を残すと合意した版を区別できます。
- 見積を送った日付
- 見積番号と修正の理由
- 取引先が承諾した版のPDF
ソフトに自動の版管理があると決めつけず、表示できる履歴と自分で保存する資料を分けてください。
会計ソフトへの連携と共同利用の条件を読む
経理担当者や税理士も同じデータを扱うなら、必要な人数で共有でき、請求データを会計へ引き継げるプランを選びましょう。
見積書を作ることと、受注後の売上を会計へ登録することは別の作業です。
見積書ソフトの共同利用と会計連携には、次の条件があります。
| 見積書ソフト | 共同利用で読む条件 | 受注後の会計連携 |
|---|---|---|
| Misoca | 無料は同時利用なし/プラン15は最大2名 | 弥生・freee・マネーフォワードなどと連携/会計側の利用条件も確認 |
| freee請求書 | 個人向けの招待枠は1名が基本/会計契約・招待権限で条件が異なる | freee会計への取引連携には、会計側の登録権限が必要 |
| マネーフォワード クラウド請求書 | 無償・パーソナルミニは1アカウント/パーソナル以上は追加可能 | クラウド確定申告と連携/無償は会計年度ごとの上限あり/ミニ以上は連携件数無制限 |
請求データを連携する担当者を決め、同じ売上を会計へ二重登録しない運用にしましょう。
出典:同時利用の人数/対応する会計ソフト/招待枠と連携権限/アカウント・連携件数
見積書ソフトのよくある質問
見積書ソフトを選ぶ際は、Excelからの移行と、業種固有の計算、使う端末も分けて考えましょう。
Excelの見積書から変える場合は何を確認しますか?
同じ明細を使って、Excelのフォーマットとソフトのテンプレートで表示できる項目を比べてください。
独自の計算式や自由なセル配置を、そのままクラウドの見積書へ移せるとは限りません。
既存の見積書を1件選び、品目・数量・税率・備考を入力してみましょう。
取引先に必要な情報がPDFへ出力されるソフトなら、従来の帳票から移行しやすくなります。
建設業の積算にも同じソフトを使えますか?
見積書の発行ソフトと、材料・施工条件などから原価を計算する積算ツールは、役割が異なります。
この記事の4サービスを、建設業の原価計算や工事ごとの積算が自動でできるソフトとして紹介していません。
業種固有の計算が必要な人は、必要な計算を行うソフトと、取引先へ見積を出すソフトを分けて選んでください。
スマホで見積書を作れるソフトはありますか?
見積書ソフトのスマホ対応は、作成と閲覧で異なります。
| サービス | スマホの見積書 |
|---|---|
| Misoca・freee請求書 | 専用アプリで作成 |
| マネーフォワード クラウド請求書 | スマホ用Webで閲覧・検索 |
スマホ対応という言葉だけで、新規作成まで同じ端末でできると考えないようにしましょう。
スマホで見積書を作りたい人は、新規作成に対応する専用アプリがあるソフトを選びましょう。
まとめ:見積書を請求書へ引き継ぐ作業で選ぼう
見積書ソフトは、受注後に必要な納品書・請求書へ明細を引き継げるかで選びましょう。
見積が無料で作れる範囲と、請求書や取引先の枠を分けて比べてください。
契約前には、実際の仕事に近い1件の見積を作り、修正と帳票の変換を確認すると、必要な機能を選べます。
見積書の作成から請求まで、同じ明細をどう使うかを決めて、自分の仕事に合うソフトを選びましょう。

